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坂東眞砂子

村の男たちが仮装して、家々を訪ねる祭事・粥釣の夜。十六歳のみつの住むあばら屋にも五人の男が上がり込んでいた…。その翌日から、村人たちは神社に集い、奇声をあげ、祝詞を叫び、踊り出す。白昼堂々、交わるものたちも出る始末。荒れた世で、なにが人々を突き動かすのか?土佐にあった集団憑依事件を元に、大騒乱の顛末を描く傑作長編。

坂東眞砂子

坂東 眞砂子(ばんどう まさこ、1958年3月30日 - 2014年1月27日)は、日本の小説家。ジャンクロード・ミッシェルとの共同執筆による筆名に梟森 南溟(ふくもり なんめい)がある。 == 来歴 == 高知県高岡郡佐川町生まれ。土佐高等学校、奈良女子大学家政学部住居学科卒業。イタリアに留学し、ミラノ工科大学やブレラ美術学院でインテリアデザインを学ぶ。帰国後は、フリーライターを経て、寺村輝夫の主催する童話作家育成雑誌「のん」で認められ、児童向けファンタジー小説で作家としてデビューする。後に一般小説に転向する。ホラー小説と呼ばれるジャンルの作品も多いが、「死」と「性」を主題とした作品が特徴である。
誕生1958年3月30日
死没(2014-01-27) 2014年1月27日(55歳没)
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴奈良女子大学家政学部住居学科卒業
ジャンルホラー
主な受賞歴直木三十五賞(1996年)