逢はなくもあやし
坂東眞砂子
旅に出たまま戻らない恋人を探すため、OL・香乃は彼の故郷である奈良・橿原を訪ねる。しかし彼の母親から彼は既に亡くなったと告げられる。「すぐ戻るから待ってろよ」と言ったのに、なぜ…。時が止まったような町で答えを探す香乃は、考古学者から亡き夫の復活を待ち続けた女帝・持統天皇の逸話を聞かされる。「待つ」ことの意味とはー時を超え、男女の想いが交錯する。書き下ろし長編小説。
誕生 | 1958年3月30日 |
死没 | (2014-01-27) 2014年1月27日(55歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 奈良女子大学家政学部住居学科卒業 |
ジャンル | ホラー |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1996年) |