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新編天才監督木下惠介

長部日出雄

戦争の記憶、創作の舞台裏、松竹との訣別、TVドラマへの進出、幻と消えた大作…。『二十四の瞳』『楢山節考』『カルメン故郷に帰る』『笛吹川』など、多くの名画を世に送りだし、黒澤明と人気を二分した木下惠介の実像に迫る傑作評伝。全49作品のスチール写真と、詳細な年譜を収録した決定版。

長部日出雄

長部 日出雄(おさべ ひでお、1934年9月3日 - 2018年10月18日)は、日本の小説家、評論家。 == 人物 == 青森県弘前市出身。故郷である津軽についての小説、エッセイを多数、発表。また津軽出身の棟方志功、太宰治らの評伝を執筆。また、監督した映画『夢の祭り』では津軽三味線に熱中する若者達を描いている。近年は、主に評論作品を発表。かつては左派だったが、近年は反共右派の立場を鮮明にして、民主党政権を容共として激しく非難しており、日本は反共の旗を降ろすなと提言している。 ミュージシャンの大友康平は甥。