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日本を支えた12人

長部日出雄

この国は先人たちの叡智によって支えられてきた。古くは推古天皇の時代、民主主義の理想を目ざし「憲法十七条」を作った聖徳太子から、混迷する現代にありながら、皇室は祈りでありたいという一貫した姿勢を貫く美智子皇后に至るまで。歴史、政治、文学、映画に精通する著者が偉大な12人の功績を検証する。小さな島国で脈々と受け継がれてきた同一性とは何か。日本人であることを見つめ直す一冊。

長部日出雄

長部 日出雄(おさべ ひでお、1934年9月3日 - 2018年10月18日)は、日本の小説家、評論家。 == 人物 == 青森県弘前市出身。故郷である津軽についての小説、エッセイを多数、発表。また津軽出身の棟方志功、太宰治らの評伝を執筆。また、監督した映画『夢の祭り』では津軽三味線に熱中する若者達を描いている。近年は、主に評論作品を発表。かつては左派だったが、近年は反共右派の立場を鮮明にして、民主党政権を容共として激しく非難しており、日本は反共の旗を降ろすなと提言している。 ミュージシャンの大友康平は甥。