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風の墓碑銘(上巻)

乃南アサ

貸家だった木造民家の解体現場から、白骨死体が発見された。音道貴子は、家主の今川篤行から店子の話を聞こうとするが、認知症で要領を得ず、収穫のない日々が過ぎていく。そんな矢先、その今川が殺害される…。唯一の鍵が消えた。捜査本部が置かれ、刑事たちが召集される。音道の相棒は…、滝沢保だった。『凍える牙』の名コンビが再び、謎が謎を呼ぶ難事件に挑む傑作長篇ミステリー。

乃南アサ

乃南 アサ(のなみ アサ、1960年8月19日 -)は、日本の作家。 == 来歴 == 東京都生まれ。カリタス女子中学校・高等学校を経て、1980年に早稲田大学社会科学部中退。広告代理店勤務を経て、1988年に『幸福な朝食』で日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞しデビュー。1996年に『凍える牙』で第115回直木三十五賞を受賞。2011年に『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞を受賞。2016年に『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。他の作品に『花盗人』、『団欒』などがある。
誕生(1960-08-19) 1960年8月19日(60歳)東京都
職業小説家
国籍日本
活動期間1988年 -
代表作『凍える牙』(1996年)『地のはてから』(2010年)
主な受賞歴直木三十五賞(1996年)中央公論文芸賞(2011年)芸術選奨(2016
デビュー作『幸福な朝食』(1988年)