化土記
北原亞以子
化土ーそれは積み上げた先から崩れ落ちる土のこと。崖下にたまる化土は、淀んだ政治とそこにどっぷり浸かった役人たちの象徴だ。そんな化土にからめとられ、殺された男がいた。老中・水野忠邦配下で天保の改革推進派の幕臣・栗橋伊織である。故あって廃嫡されていた伊織の兄は、かつての想い女だった弟の妻・花重とともに、敵を追いかけ、印旛沼に向かうが…。時代小説の名手が紡ぎ出す感動の人間ドラマ。
誕生 | 高野 美枝(たかの よしえ) (1938-01-20) 1938年1月2 |
死没 | (2013-03-12) 2013年3月12日(75歳没) 日本・東京都 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 千葉県立千葉第二高等学校 |
活動期間 | 1969年 - 2013年 |
ジャンル | 時代小説 |
代表作 | 「慶次郎縁側日記」シリーズ「深川澪通り木戸番小屋」シリーズ |
主な受賞歴 | 第1回新潮新人賞、小説現代新人賞佳作(1969年)第17回泉鏡花文学賞( |
デビュー作 | 「ママは知らなかったのよ」 |