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松下村塾

古川 薫

開塾にあたって松陰は「天下を奮発震動」させる人材が輩出すると予言した。松下村塾ーそれはわずか一年の指導で、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文らの俊才を生み出した幕末の奇跡である。物置小屋を改造した粗末な塾舎では何があり、二十八歳の青年は塾生たちに何を教えたのか。塾の成立から閉鎖までを徹底検証、松陰の感化力と謎の私塾の全貌に迫る。

古川 薫

古川 薫(ふるかわ かおる、1925年6月5日 - 2018年5月5日)は、日本の小説家。妻は歌人の森重香代子。 == 来歴・人物 == 山口県下関市生まれ。軍国少年として育ち、航空機のエンジニアになるため宇部工業学校(現山口県立宇部工業高等学校)機械科を卒業。航空機会社に勤務した。1945年に召集され、沖縄戦に向かう予定だったが、その前に敗戦を迎えた。 1952年に山口大学教育学部を卒業。教員を経て山口新聞(みなと山口合同新聞社)に入社。
誕生(1925-06-05) 1925年6月5日 日本・山口県下関市
死没(2018-05-05) 2018年5月5日(92歳没) 日本・山口県下
職業小説家
最終学歴山口大学教育学部
活動期間1965年 - 2018年
代表作「走狗」(1965年)「女体蔵志」(1973年)「塞翁の虹」(1974年
主な受賞歴第104回直木賞(1990年)山口県文化振興奨励特別賞(1991年)
デビュー作「走狗」
パートナー森重香代子