家族 ファミリー
山口 瞳
「私は競馬に熱中する。父の血が競馬にかりたてるように思うのだ…」主人公の私は府中の競馬場のパドックで、川崎の幸町小学校での同級生・石渡広志に偶然会った。このことがきっかけとなり、私の川崎での幼時体験の記憶が動きだす。記憶の彼方にいるおぼろげな父の像。そこに少年時代の恐ろしい夢がオーバーラップしてくる…。傑作『血族』の続編ともいえる作品『家族(ファミリー)』。私小説的な手法を用い、熱き愛で静かに父の実像に迫った山口瞳渾身の長篇。
誕生 | 山口 瞳 (1926-01-16) 1926年1月16日 日本 東京府荏 |
死没 | (1995-08-30) 1995年8月30日(69歳没) 日本 東京都 |
職業 | 小説家、エッセイスト |
国籍 | 日本 |
民族 | 大和民族 |
教育 | 鎌倉アカデミア |
最終学歴 | 國學院大學文学部卒業 |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『江分利満氏の優雅な生活』(1963年)『血族』(1979年)『男性自身 |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1965年)菊池寛賞(1979年) |
デビュー作 | 『江分利満氏の優雅な生活』(1963年) |
活動期間 | 1961年 - 1995年 |
子供 | 山口正介 |
親族 | 花柳若奈(妹) |