江分利満氏の優雅な生活
山口瞳
描かれているのは、昭和の年号とともに生きてきたサラリーマンのごく普通の日常に過ぎない。しかし、エッセイとも日記とも思えるスタイルと軽妙洒脱な文章を通して、それが大変な出来事の積み重ねであることが分かってくる。卓抜な人物描写と世態風俗の鋭い観察によって、昭和一桁世代の哀歓と悲喜劇を鮮やかに描き、高度経済成長期前後の一時代をくっきりと刻む。
誕生 | 山口 瞳 (1926-01-16) 1926年1月16日 日本 東京府荏 |
死没 | (1995-08-30) 1995年8月30日(69歳没) 日本 東京都 |
職業 | 小説家、エッセイスト |
国籍 | 日本 |
民族 | 大和民族 |
教育 | 鎌倉アカデミア |
最終学歴 | 國學院大學文学部卒業 |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『江分利満氏の優雅な生活』(1963年)『血族』(1979年)『男性自身 |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1965年)菊池寛賞(1979年) |
デビュー作 | 『江分利満氏の優雅な生活』(1963年) |
活動期間 | 1961年 - 1995年 |
子供 | 山口正介 |
親族 | 花柳若奈(妹) |