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沖縄と私と娼婦

佐木 隆三

ベトナム戦争への出撃基地となったアメリカ統治下の沖縄。1960年代末の返還運動、ベトナム反戦闘争が激化する時代、夜の風俗街に生きた人々。沖縄地上戦の傷痕、米軍最優先社会、生死隣合わせの米兵たち…。それらの矛盾を一身に背負った女たち。その姿をヒリヒリと肌を刺すような筆致で描く。今に続く沖縄が抱える問題の原点を激しく問いかける歴史的名著。

佐木 隆三

佐木 隆三(さき りゅうぞう、本名:小先 良三(こさき りょうぞう)、1937年4月15日 - 2015年10月31日)は、日本の小説家、ノンフィクション作家で、北九州市立文学館名誉館長、九州国際大学元客員教授。法廷のルポルタージュでも広く知られる。旧朝鮮咸鏡北道穏城郡生まれ。 == 来歴・人物 == 1937年、朝鮮で生まれる。福岡県立八幡中央高等学校卒業。両親は広島県出身で父親は農家。一旗あげようと田畑を売り払って朝鮮に渡り、その間に生まれた。 == 戦中・戦後 == 引き揚げて広島へ1941年、銀山の所長をしていた父が呉の海軍に召集されたため、一家で日本に引揚げた。
誕生小先 良三 (1937-04-15) 1937年4月15日 日本統治下朝
死没(2015-10-31) 2015年10月31日(78歳没) 日本 福岡
墓地関門海峡に散骨
職業ノンフィクション作家北九州市立文学館名誉館長九州国際大学元客員教授
言語日本語
国籍日本
最終学歴福岡県立八幡中央高等学校
活動期間1961年 - 2015年
ジャンルノンフィクション小説
代表作『復讐するは我にあり』
主な受賞歴第74回直木賞