眠狂四郎異端状
柴田錬三郎
ふらり秋田藩佐竹家領内へ入った眠狂四郎。そこでは、飢饉打開に清国の銀貨を私鋳し、密貿易がたくらまれていた。一方、水野越前守忠邦の側用人・武部仙十郎はその動きを利用し、軍資金捻出のための阿片貿易をはかる。秋田藩と仙十郎、両者の思惑をのせた抜荷船で、異人の占星学者にみちびかれ、狂四郎は清国へ。隠密との闘い、嵐、海賊…。南支那海での危機を描くシリーズ最終作にして最高傑作!!
誕生 | 柴田 錬三郎1917年3月26日 日本 岡山県邑久郡鶴山村 |
死没 | (1978-06-30) 1978年6月30日(61歳没) 日本 東京都 |
墓地 | 伝通院 |
職業 | 作家 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 慶應義塾大学支那文学科 |
活動期間 | 1938年 - 1978年 |
ジャンル | 歴史小説、推理小説、時代小説 |
主題 | ニヒリズム |
文学活動 | 剣豪小説 |
代表作 | 『イエスの裔』(1952年)『眠狂四郎無頼控』(1956年)『赤い影法師 |
主な受賞歴 | 直木賞(1951年)吉川英治文学賞(1970年) |
デビュー作 | 『十円紙幣』(1938年) |