英雄三国志(1)
柴田錬三郎
時は二世紀末。治世衰えて叛逆の黄巾賊が蜂起、中国大陸は混迷の極にあった。ここに敢然と立上がったのが劉備、字は玄徳である。義兄弟の契りを結んだ関羽、張飛を従えて義勇軍を結成し、賊軍を次次に打ち破る。一方、洛陽では曹操が意気天を衝く勢いで名乗りを上げた。董卓もまた賊軍との抗争の中、勢力を拡大して洛陽制圧をと狙う。壮大なスケールで描く柴錬三国志、開幕。
誕生 | 柴田 錬三郎1917年3月26日 日本 岡山県邑久郡鶴山村 |
死没 | (1978-06-30) 1978年6月30日(61歳没) 日本 東京都 |
墓地 | 伝通院 |
職業 | 作家 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 慶應義塾大学支那文学科 |
活動期間 | 1938年 - 1978年 |
ジャンル | 歴史小説、推理小説、時代小説 |
主題 | ニヒリズム |
文学活動 | 剣豪小説 |
代表作 | 『イエスの裔』(1952年)『眠狂四郎無頼控』(1956年)『赤い影法師 |
主な受賞歴 | 直木賞(1951年)吉川英治文学賞(1970年) |
デビュー作 | 『十円紙幣』(1938年) |