cover

静かに健やかに遠くまで

城山三郎

著者は若い頃から箴言の魅力に惹かれ、生きる指針としてきた。その著者の作品にも、心に染みる会話や、じっくり考えさせる文章が数多くある。出世でこり固まった男もおもしろくないが、出世をあきらめた男も魅力はない/妻が愛人であり、愛人が妻であるー多忙な夫には、それがふさわしい/人間の能力とは努力のことでしかない…忙しいビジネスマンの琴線に触れる言葉を、集大成。
thumbnail

城山三郎

城山 三郎(しろやま さぶろう、1927年(昭和2年)8月18日 - 2007年(平成19年)3月22日)は、日本の小説家。本名は、杉浦 英一(すぎうら えいいち)。 経済小説の開拓者であり、伝記小説、歴史小説も多く著している。 == 生涯 == 愛知県名古屋市中区生まれ。名古屋市立名古屋商業学校(現:名古屋市立名古屋商業高等学校)を経て1945年(昭和20年)、愛知県立工業専門学校(現:名古屋工業大学)に入学。理工系学生であったため徴兵猶予になるも大日本帝国海軍に志願入隊。海軍特別幹部練習生として特攻隊である伏龍部隊に配属になり訓練中に終戦を迎えた。1946年(昭和21年)、東京産業大学(現:一橋大学)予科入学、1952年(昭和27年)、改名された一橋大学(山田雄三ゼミナール)を卒業。
誕生杉浦 英一(すぎうら えいいち)1927年8月18日 日本 愛知県名古屋
死没(2007-03-22) 2007年3月22日(79歳没) 日本 神奈川
職業小説家、大学教員、経済学者
国籍日本
教育学士
最終学歴一橋大学
活動期間1955年 - 2007年
ジャンル経済小説、伝記小説、歴史小説
主題歴史、経済学
代表作『硫黄島に死す』(1963年)『落日燃ゆ』(1974年)『官僚たちの夏』
主な受賞歴文學界新人賞(1957年)直木三十五賞(1959年)文藝春秋読者賞(19
デビュー作『中京財界史』(1955年)