わしの眼は十年先が見える改版
城山三郎
下駄と靴と片足ずつ履いてーその男は二筋の道を同時に歩んだ。地方の一紡績会社を有数の大企業に伸長させた経営者の道と、社会から得た財はすべて社会に返す、という信念の道。あの治安維持法の時世に社会思想の研究機関を設立、倉敷に東洋一を目指す総合病院、世界に誇る美の殿堂を建て…。ひるむことを知らず夢を見続けた男の、人間形成の跡を辿り反抗の生涯を描き出す雄編。
誕生 | 杉浦 英一(すぎうら えいいち)1927年8月18日 日本 愛知県名古屋 |
死没 | (2007-03-22) 2007年3月22日(79歳没) 日本 神奈川 |
職業 | 小説家、大学教員、経済学者 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 一橋大学 |
活動期間 | 1955年 - 2007年 |
ジャンル | 経済小説、伝記小説、歴史小説 |
主題 | 歴史、経済学 |
代表作 | 『硫黄島に死す』(1963年)『落日燃ゆ』(1974年)『官僚たちの夏』 |
主な受賞歴 | 文學界新人賞(1957年)直木三十五賞(1959年)文藝春秋読者賞(19 |
デビュー作 | 『中京財界史』(1955年) |