蕎麦屋の恋
姫野 カオルコ/戸田 ノブコ
秋原健一、四十三歳、ふつうの会社員。波多野妙子、OLを辞めた三十歳。それぞれに過去の小さくも苦い思いを抱えた男と女は、通勤の京浜急行で出会い、途中下車した駅の蕎麦屋でせいろをすすり、ただテレビを観る。淡く、不思議な甘さに包まれながらー。爽やかな感性の触れあいを描いた表題作他二編収録。日常に潜むふとした喜びやせつなさを掬い取った可憐な短編集。
誕生 | (1958-08-27) 1958年8月27日(62歳) 日本・滋賀県甲 |
職業 | 小説家 |
最終学歴 | 青山学院大学文学部卒業 |
活動期間 | 1990年 - |
代表作 | 『ツ、イ、ラ、ク』(2003年)『昭和の犬』(2013年) |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(2014年) 柴田錬三郎賞(2019年) |
デビュー作 | 『ひと呼んでミツコ』 |
公式サイト | 姫野カオルコ(姫野 嘉兵衛)公式サイト |