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リアル・シンデレラ

姫野カオルコ

童話「シンデレラ」について調べていたのを機にライターの“私”は、長野県諏訪市に生れ育った倉島泉について、親族や友人に取材をしてゆくことになる。両親に溺愛される妹の陰で理不尽なほどの扱いを受けていた少女時代、地元名家の御曹司との縁談、等々。取材するうち、リッチで幸せとは何かを、“私”が問われるようになるドキュメンタリータッチのファンタジー。

姫野カオルコ

姫野 カオルコ(ひめの かおるこ、1958年8月27日 - )は、日本の小説家。雅号:姫野 嘉兵衛。 == 人物 == 1958年(昭和33年)、現在の滋賀県甲賀市に生まれる。青山学院大学文学部卒業。 嬰児の頃から、いろいろな他人宅に預けられていた。小学校入学後も鍵っ子で一人っ子だった。そのため空想や書くことが友達代わりだった、小学生の頃から作家を志す。大学在学中より読者投稿原稿のリライト作業などを主としていたが、映画評も執筆するようになる。
誕生(1958-08-27) 1958年8月27日(62歳) 日本・滋賀県甲
職業小説家
最終学歴青山学院大学文学部卒業
活動期間1990年 -
代表作『ツ、イ、ラ、ク』(2003年)『昭和の犬』(2013年)
主な受賞歴直木三十五賞(2014年) 柴田錬三郎賞(2019年)
デビュー作『ひと呼んでミツコ』
公式サイト姫野カオルコ(姫野 嘉兵衛)公式サイト