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夜の淵をひと廻り

真藤 順丈

「警察官だって怖いものは怖いんだよ」。職務質問と巡回連絡が大好き、管轄内で知らない事があるのが許せないシド巡査の下には奇妙な事件が呼び寄せられる。通り魔連鎖、謎の多世帯居住ロッジ、十数年未解決のシリアルキラー。普通の人が暮らす街の片隅に怪物の巣食う奈落が密かに口を開けている。悪意のスパイラルを追い続けた果てにシドが辿り着くのは。新人賞4賞&山田風太郎賞受賞の奇才による異色の警察官サイコ・ミステリ。

真藤 順丈

真藤 順丈(しんどう じゅんじょう、1977年11月3日 -)は、日本の小説家。 2008年から2009年にかけて、4つの新人賞を相次いで受賞しデビューした。受賞したのは、刊行順にダ・ヴィンチ文学賞大賞(『地図男』)、日本ホラー小説大賞大賞(『庵堂三兄弟の聖職』)、電撃小説大賞銀賞(『東京ヴァンパイア・ファイナンス』)、ポプラ社小説大賞特別賞(『RANK』)。 2018年に『宝島』で山田風太郎賞、2019年には同作で第160回直木三十五賞を受賞。 == 人物 == 学生時代、自主映画やウェブコンテンツを製作する創作集団を結成。映画監督を志して映像関係の仕事にたずさわり、そのかたわらで小説の執筆も始める。のちに小説に専念し、長編短編あわせて10作ほどを投稿するがことごとく落選。 30歳になって一念発起、一年間で毎月一作を各新人賞に応募して、すべて駄目なら小説家の道はあきらめると決める。
誕生非公開[1] (1977-11-03) 1977年11月3日(42歳)[
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育文学士
最終学歴文教大学文学部日本語日本文学科
活動期間2008年 - 現在
ジャンル推理小説ホラー小説ファンタジー小説
代表作『墓頭』(2012年)『宝島』(2018年)
主な受賞歴ダ・ヴィンチ文学賞(2008年)日本ホラー小説大賞(2008年)電撃小説
デビュー作『地図男』(2008年)
配偶者あり[2]
子供二児あり[2]