工場
小山田 浩子
大河が南北を隔てる巨大工場は、ひとつの街に匹敵する規模をもち、環境に順応した固有動物さえ生息する。ここで牛山佳子は書類廃棄に励み、佳子の兄は雑多な書類に赤字を施し、古笛青年は屋上緑化に相応しいコケを探す。しかし、精励するほどに謎はきざす。この仕事はなぜ必要なのか…。緻密に描き出される職場に、夢想のような日常が浮かぶ表題作ほか2作。新潮新人賞、織田作之助賞受賞。
誕生 | (1983-11-02) 1983年11月2日(36歳) 広島市佐伯区 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 広島大学文学部日本文学語学講座卒業 |
活動期間 | 2010年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『穴』(2013年) |
主な受賞歴 | 新潮新人賞(2010年)織田作之助賞(2013年)芥川龍之介賞(2014 |
デビュー作 | 「工場」(2010年) |
配偶者 | 有 |