穴
小山田 浩子
仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ私は、暑い夏の日、見たこともない黒い獣を追って、土手にあいた胸の深さの穴に落ちた。甘いお香の匂いが漂う世羅さん、庭の水撒きに励む寡黙な義祖父に、義兄を名乗る知らない男。出会う人々もどこか奇妙で、見慣れた日常は静かに異界の色を帯びる。芥川賞受賞の表題作に、農村の古民家で新生活を始めた友人夫婦との不思議な時を描く二編を収録。
誕生 | (1983-11-02) 1983年11月2日(36歳) 広島市佐伯区 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 広島大学文学部日本文学語学講座卒業 |
活動期間 | 2010年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『穴』(2013年) |
主な受賞歴 | 新潮新人賞(2010年)織田作之助賞(2013年)芥川龍之介賞(2014 |
デビュー作 | 「工場」(2010年) |
配偶者 | 有 |