水の女
中上 健次
無頼の男の荒ぶる性と、流浪の女の哀しき性ー。獣のように性を貪りつくそうとする男たちに対し、ある女は、自らの過去を封印し、その性に溺れ、またある女は、儚い運命のなかにそれを溶かし込む。またある女は、男の性を弄ぶ。紀伊を舞台に、土俗的世界に生きる男女の性愛を真正面から描いた傑作短篇五作。緊密な弾力のある文体で、性の陰翳と人間の内部の闇を描破した中上文学の極北。
誕生 | 1946年8月2日 日本・和歌山県新宮市 |
死没 | (1992-08-12) 1992年8月12日(46歳没) 日本・和歌山 |
墓地 | 和歌山県新宮市南谷墓地 |
職業 | 小説家エッセイスト |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 和歌山県立新宮高等学校卒業 |
活動期間 | 1965年 - 1992年 |
ジャンル | 小説エッセイ |
主題 | 紀州・熊野・「路地」・血族・性愛・物語・現代思想・アジア |
代表作 | 『岬』(1976年)『枯木灘』(1977年)『鳳仙花』(1980年)『千 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1976年)毎日出版文化賞(1977年)芸術選奨新人賞(1 |
デビュー作 | 「十八歳」(1965年) |
配偶者 | 紀和鏡 |
子供 | 中上紀、中上菜穂 |