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一私小説書きの日乗

西村 賢太

2011年3月から2012年5月までを淡々と綴った、平成無頼の私小説家・西村賢太の虚飾無き日日の記録。芥川賞受賞後の騒動、東日本大震災、憧れの人との対面、私小説への思い、二度は戻れぬ生育の町の変貌、編集者との確執、執筆、怒り、痛み、諍い、そして時折の静謐。ざわめきのなか綴り続けた現代日記文学の最新形。文学界・読書界で注目を集め続ける、古くて新しい「日乗」シリーズ第1弾、待望の文庫化。

西村 賢太

西村 賢太(にしむら けんた、1967年7月12日 - )は、日本の小説家。私小説の書き手として知られる。 ワタナベエンターテインメント所属。 == 略歴 == 幼少期 東京都江戸川区春江町出身。祖父の代から続く運送業者の家庭に生まれる。実家は下請け仕事が中心で、トラック3台、従業員は最盛期でも4人の零細企業だった。父は外車マニアで、数年ごとにジャガーやカマロやクーガーなどを買い換えていたが、1978年秋に強盗強姦事件を起こして逮捕され、刑務所に収監される。このため両親が離婚し、3歳上の姉と共に母子家庭で育つ。
誕生(1967-07-12) 1967年7月12日(53歳) 日本・東京都江
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴中卒
活動期間2004年 -
ジャンル私小説・随筆
代表作『暗渠の宿』(2006年)『苦役列車』(2010年)
主な受賞歴野間文芸新人賞(2007年)芥川龍之介賞(2011年)
デビュー作『けがれなき酒のへど』(2004年)