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ありがとう肝硬変、よろしく糖尿病

高橋三千綱

糖尿病からアルコール性肝炎。医師の禁酒勧告も知らぬ存ぜぬの作家の橋本道太郎は、80以下が正常値のγ-GTP検査の数値で、驚きの4000台をたたき出す。新聞に書いたその件で、講演、原稿依頼殺到!気を良くして、毎日4合5合と飲み続けた1年後、61歳にして「肝硬変」を宣告される。くわえて「食道がん」「胃がん」が身体に襲いかかる。彼を取り囲む献身的な妻、娘、美しき女友だち、1匹のブルドッグ…。そんな闘病中、我が身に起きた奇跡も知る。重病を宣告され狼狽しながらも、「病気」をエネルギーに変えていく自伝的小説。

高橋三千綱

高橋 三千綱(たかはし みちつな、1948年1月5日 - )は、大阪府豊中市出身の作家。 == 略歴 == 作家である高野三郎の長男として生まれる。3歳の時東京都に転居。8歳の時、父親がいわゆる「保証被り」により莫大な借金を背負い、比較的豊かな暮らしぶりが一変、半年から1年程で各地を転居することとなる。 小学校時代、テレビや映画に子役として出演。のちにNHK児童劇団に入り、多数のラジオドラマに声優として出演。中学時代は剣道に打ち込む。東京都立神代高等学校在学時は各地を旅をする。
誕生(1948-01-05) 1948年1月5日(72歳) 日本 大阪府豊中
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学第一文学部
代表作『退屈しのぎ』(1975年)『九月の空』(1978年)『さすらいの甲子園
主な受賞歴群像新人文学賞(1975年)芥川龍之介賞(1979年)
デビュー作『シスコで語ろう』(1971年)
活動期間1971年 -
親族父:高野三郎