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持たざる者

金原ひとみ

僕はどこだが分からないここにいるー修人。全ての欲望から解放された、いや、見放されたー千鶴。人生とは結局、自分自身では左右しようのないものーエリナ。きっと、私がここから別の道を歩む事はないだろうー朱里。他者と自分、世界と自分。絡まり合う、四者の思い。思いがけない事故や事件。その一瞬で、ねじ曲がる。平穏な日常が、約束された未来が。混沌、葛藤、虚無、絶望。四年ぶりの傑作長編小説。

金原ひとみ

金原ひとみ(かねはら ひとみ、1983年8月8日 - )は、日本の小説家。 == 経歴 == 東京都出身。 父は児童文学研究家・翻訳家・法政大学社会学部教授の金原瑞人。 文化学院高等課程中退。小学校4年生のとき不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていない。小学6年のとき、父親の留学に伴い、1年間サンフランシスコに暮らす。 小説を書き始めたのは12歳の時。15歳のころリストカットを繰り返す。
誕生(1983-08-08) 1983年8月8日(37歳)東京都
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴文化学院高等課程中退
活動期間2003年 -
ジャンル小説
代表作『蛇にピアス』(2003年)『トリップ・トラップ』(2009年)
主な受賞歴すばる文学賞(2003年)芥川龍之介賞(2004年)織田作之助賞(201
デビュー作『蛇にピアス』(2003年)
配偶者あり
子供娘2人
親族金原瑞人(父)