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金原ひとみ

摂食障害気味の女性作家「私」のパソコンに日々残されている意味不明の文章=錯文。錯乱した状態の「私」が書き残しているらしいのだが…。関係を持った編集者の「彼」とその婚約者の「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでいく。錯文の意味するものとは。錯乱した「私」は正気の「私」に何を伝えたいのか。孤独と分裂の果てには何が待つのか。著者の大きな飛躍点となった第三長編。

金原ひとみ

金原ひとみ(かねはら ひとみ、1983年8月8日 - )は、日本の小説家。 == 経歴 == 東京都出身。 父は児童文学研究家・翻訳家・法政大学社会学部教授の金原瑞人。 文化学院高等課程中退。小学校4年生のとき不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていない。小学6年のとき、父親の留学に伴い、1年間サンフランシスコに暮らす。 小説を書き始めたのは12歳の時。15歳のころリストカットを繰り返す。
誕生(1983-08-08) 1983年8月8日(37歳)東京都
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴文化学院高等課程中退
活動期間2003年 -
ジャンル小説
代表作『蛇にピアス』(2003年)『トリップ・トラップ』(2009年)
主な受賞歴すばる文学賞(2003年)芥川龍之介賞(2004年)織田作之助賞(201
デビュー作『蛇にピアス』(2003年)
配偶者あり
子供娘2人
親族金原瑞人(父)