プラナリア
山本文緒
「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、もう病院なんか行かずに、がん再発で死ねばいいんじゃないかなとも思うが、正直言ってそれが一番恐かった。矛盾している。私は矛盾している自分に疲れ果てた。」(本文より)乳ガンの手術以来、25歳の春香は、周囲に気遣われても、ひたすらかったるい自分を持て余し……〈働かないこと〉をめぐる珠玉の5短篇。絶大な支持を得る山本文緒の、直木賞受賞作!
誕生 | (1962-11-13) 1962年11月13日(57歳) 神奈川県横浜 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 神奈川大学経済学部卒業 |
ジャンル | 少女小説 |
代表作 | 『恋愛中毒』(1999年)『プラナリア』(2001年) |
デビュー作 | 『プレミアム・プールの日々』(1987年) |