山妣
坂東眞砂子
明治末期、文明開化の波も遠い越後の山里。小正月と山神への奉納芝居の準備で活気づく村に、芝居指南のため、東京から旅芸人が招かれる。不毛の肉体を持て余す美貌の役者・涼之助と、雪に閉ざされた村の暮らしに倦いている地主の家の嫁・てる。二人の密通が序曲となり、悲劇の幕が開いた―人間の業が生みだす壮絶な運命を未曾有の濃密さで描き、伝奇小説の枠を破った直木賞受賞作。
誕生 | 1958年3月30日 |
死没 | (2014-01-27) 2014年1月27日(55歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 奈良女子大学家政学部住居学科卒業 |
ジャンル | ホラー |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1996年) |