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漂泊者のアリア

古川薫

戦国時代、各地に割拠する武将たちは、敵・味方のあいだに流れる微妙な情報を取捨選択し、的確な状況判断を下さねばならなかった。情誼と誠意の仮面の下で知謀の限りを尽くし、山陰・山陽十カ国、豊前・筑前の九州二カ国を合併し、名実ともに中国地方の覇王となった毛利元就の戦いぶりとは?元就と同時代を生きた武将たちの野望とは? 自らの生き残りを賭けて躍った男たちを描く戦国史話集。 【PHP研究所】

古川薫

古川 薫(ふるかわ かおる、1925年6月5日 - 2018年5月5日)は、日本の小説家。妻は歌人の森重香代子。 == 来歴・人物 == 山口県下関市生まれ。軍国少年として育ち、航空機のエンジニアになるため宇部工業学校(現山口県立宇部工業高等学校)機械科を卒業。航空機会社に勤務した。1945年に召集され、沖縄戦に向かう予定だったが、その前に敗戦を迎えた。 1952年に山口大学教育学部を卒業。教員を経て山口新聞(みなと山口合同新聞社)に入社。
誕生(1925-06-05) 1925年6月5日 日本・山口県下関市
死没(2018-05-05) 2018年5月5日(92歳没) 日本・山口県下
職業小説家
最終学歴山口大学教育学部
活動期間1965年 - 2018年
代表作「走狗」(1965年)「女体蔵志」(1973年)「塞翁の虹」(1974年
主な受賞歴第104回直木賞(1990年)山口県文化振興奨励特別賞(1991年)
デビュー作「走狗」
パートナー森重香代子