昭和の犬
姫野カオルコ
昭和三十三年滋賀県に生まれた柏木イク。気難しい父親と、娘が犬に咬まれたのを笑う母親と暮らしたのは、水道も便所もない家。理不尽な毎日だったけど、傍らには時に猫が、いつも犬が、いてくれた。平凡なイクの歳月を通し見える、高度経済成長期の日本。その翳り。犬を撫でるように、猫の足音のように、濃やかで尊い日々の幸せを描く、第150回直木賞受賞作。
誕生 | (1958-08-27) 1958年8月27日(62歳) 日本・滋賀県甲 |
職業 | 小説家 |
最終学歴 | 青山学院大学文学部卒業 |
活動期間 | 1990年 - |
代表作 | 『ツ、イ、ラ、ク』(2003年)『昭和の犬』(2013年) |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(2014年) 柴田錬三郎賞(2019年) |
デビュー作 | 『ひと呼んでミツコ』 |
公式サイト | 姫野カオルコ(姫野 嘉兵衛)公式サイト |