苦役列車
西村賢太
友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫太。或る日彼の生活に変化が訪れたが...。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか―。昭和の終わりの青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と因業を渾身の筆で描き尽くす表題作と「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を収録。第144回芥川賞受賞。
誕生 | (1967-07-12) 1967年7月12日(53歳) 日本・東京都江 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 中卒 |
活動期間 | 2004年 - |
ジャンル | 私小説・随筆 |
代表作 | 『暗渠の宿』(2006年)『苦役列車』(2010年) |
主な受賞歴 | 野間文芸新人賞(2007年)芥川龍之介賞(2011年) |
デビュー作 | 『けがれなき酒のへど』(2004年) |