爪と目
藤野可織
「あなた」は目が悪かったので父とは眼科で出会った。やがて「わたし」とも出会う。その前からずっと、「わたし」は「あなた」のすべてを見ている――。三歳の娘と義母。父。喪われた実母――家族には少し足りない集団に横たわる嫌悪と快感を、巧緻を極めた「語り」の技法で浮かび上がらせた、美しき恐怖作(ホラー)。
誕生 | (1980-02-14) 1980年2月14日(40歳) 日本・京都府京 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
教育 | 修士(文学) |
最終学歴 | 同志社大学大学院文学研究科 |
活動期間 | 2006年 - |
代表作 | 『爪と目』(2013年) |
主な受賞歴 | 文學界新人賞(2006年)芥川龍之介賞(2013年) |
デビュー作 | 「いやしい鳥」(2006年) |
配偶者 | 既婚 |