cover

鼓笛隊の襲来

三崎亜記

赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が、勢力を拡大しながら列島に上陸する。直撃を恐れた住民は次々と避難を開始するが、「わたし」は義母とともに自宅で一夜を過ごすことにした。やがて響き始めたのは、心の奥底まで揺らす悪夢のような行進曲で…(『鼓笛隊の襲来』)。ふと紛れ込んだ不条理が、見慣れたはずの日常を鮮やかに塗り変えていく。著者の奇想が冴えわたる、驚異の傑作短編集。

三崎亜記

三崎 亜記(みさき あき、1970年8月 - )は、日本の小説家。福岡県久留米市在住。熊本大学文学部史学科卒業。男性。 1998年、パソコンを買ったことをきっかけに、市役所職員のかたわら「となり町戦争」の執筆を始め、2004年に同作で第17回小説すばる新人賞受賞しデビュー。2006年、第3作「失われた町」の刊行後、市役所を辞し専業作家となる。風刺的な不条理小説を叙情的なファンタジーとして描く手法を得意とする。 == 文学賞受賞・候補 == 2004年 - 『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞受賞、第18回三島由紀夫賞候補、第133回直木賞候補。
誕生1970年8月 日本・福岡県
職業小説家
国籍日本
活動期間2004年 -
ジャンル小説
代表作『となり町戦争』(2004年)
主な受賞歴小説すばる新人賞(2004年)
デビュー作『となり町戦争』(2004年)
公式サイト三崎亜記の世界