薬指の標本
小川洋子(1962-)
楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。
誕生 | 本郷 洋子(ほんごう ようこ) (1962-03-30) 1962年3月 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 早稲田大学第一文学部文芸専修 |
活動期間 | 1988年 - |
ジャンル | 小説・随筆 |
代表作 | 『妊娠カレンダー』(1990年)『薬指の標本』(1994年)『博士の愛し |
主な受賞歴 | 海燕新人文学賞(1988年)芥川龍之介賞(1991年)読売文学賞(200 |
デビュー作 | 「揚羽蝶が壊れる時」(1988年) |