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追想の探偵

月村了衛

消息不明の大物映画人を捜し出し、不可能と思われたインタビューを成功させるー“人捜しの神部”の異名を取る女性編集者・神部実花は、上司からの無理難題、読者からの要望に振り回されつつ、持てるノウハウを駆使して今日も奔走する。だが自らの過去を捨てた人々には、多くの謎と事情が隠されていた。次号の雑誌記事を書くために失われた過去を追う実花の取材は、人々の追憶を探る旅でもあった…。

月村了衛

月村 了衛(つきむら りょうえ、1963年3月18日 - )は、日本の小説家。予備校講師、脚本家を経て小説家となる。 == 来歴 == === 生い立ち === 高等学校を卒業する頃から、小説家になりたいと考えていた。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。大学在学中、清水邦夫、高橋玄洋に脚本・演劇を学ぶ。また山田風太郎についても詳しく、『幻想文学』編集長の東雅夫が「早稲田中探してもここまで山田風太郎に詳しい人間はいませんよ」と評した。そのため、『幻想文学』が山田にインタビューする際には、東に依頼され同行した。大学卒業後、予備校講師として現国・古文・漢文の教鞭を執った。
誕生(1963-03-18) 1963年3月18日(57歳) 大阪府大阪市
職業小説家
言語日本語
教育文学士(早稲田大学)
最終学歴早稲田大学第一文学部卒業
活動期間2010年 -
ジャンルミステリハードボイルド冒険小説時代小説
代表作『コルトM1851残月』(2013年)『機龍警察 未亡旅団』(2014年
主な受賞歴日本SF大賞(2012年)吉川英治文学新人賞(2013年)大藪春彦賞(2
デビュー作『機龍警察』(2010年)
公式サイト月村了衛の月録