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ベルリンは晴れているか

深緑 野分

総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になりーふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。最注目作家が放つ圧倒的スケールの歴史ミステリ。

深緑 野分

深緑 野分(ふかみどり のわき、1983年10月 -)は、日本の小説家、推理作家。 == 経歴・人物 == 神奈川県厚木市生まれ。神奈川県立海老名高等学校卒業。パート書店員だったが、専業作家に転向。日本推理作家協会会員。 2010年、短編「オーブランの少女」で東京創元社主催の第7回ミステリーズ!新人賞(選考委員:桜庭一樹、辻真先、貫井徳郎)で佳作に入選し、作家デビュー(明神しじま「商人の空誓文」が同時入選。受賞は、美輪和音「強欲な羊」)。 2013年、同社より、短編集『オーブランの少女』が刊行され、単行本デビュー。
誕生1983年10月??日 神奈川県厚木市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
活動期間2010年 -
ジャンル推理小説
代表作『オーブランの少女』(2013年)
主な受賞歴ミステリーズ!新人賞 佳作(2010年)[1]神奈川文化賞未来賞(201
デビュー作「オーブランの少女」(2010年)
公式サイトtwitter.com/fukamidori6