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ヘヴン

川上 未映子

“わたしたちは仲間です”-十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える“僕”は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞ダブル受賞。

川上 未映子

川上 未映子(かわかみ みえこ、1976年8月29日 - )は、日本の小説家、詩人、元歌手。 == 来歴 == 大阪府大阪市城東区に生まれる。大阪市立すみれ小学校、大阪市立菫中学校を経て大阪市立工芸高等学校でデザインを学ぶ。高校卒業後は弟を大学に入れるため、昼間は本屋でアルバイト、夜は北新地のクラブでホステスとして働いた。 1996年、日本大学通信教育部文理学部哲学専攻科入学。 2002年、ビクターエンタテインメントより川上三枝子名義で歌手デビュー、アルバム『うちにかえろう~Free Flowers~』を発表。「未映子」と改名し音楽活動を行う。2004年にアルバム『夢みる機械』を発表。
誕生川上 三枝子(かわかみ みえこ) (1976-08-29) 1976年8
職業作家
言語日本語
国籍日本
最終学歴大阪市立工芸高等学校卒業
活動期間2007年 -
ジャンル小説・詩・随筆
代表作『乳と卵』(2008年)『ヘヴン』(2009年)『あこがれ』(2015年
主な受賞歴芥川龍之介賞(2008年)中原中也賞(2009年)紫式部文学賞(2010
デビュー作『わたくし率イン歯ー、または世界』(2007年)
配偶者阿部和重(2011年 - )
公式サイト川上未映子の純粋悲性批判