海
小川 洋子
恋人の家を訪ねた青年が、海からの風が吹いて初めて鳴る“鳴鱗琴”について、一晩彼女の弟と語り合う表題作、言葉を失った少女と孤独なドアマンの交流を綴る「ひよこトラック」、思い出に題名をつけるという老人と観光ガイドの少年の話「ガイド」など、静謐で妖しくちょっと奇妙な七編。「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。著者インタビューを併録。
誕生 | 本郷 洋子(ほんごう ようこ) (1962-03-30) 1962年3月 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 早稲田大学第一文学部文芸専修 |
活動期間 | 1988年 - |
ジャンル | 小説・随筆 |
代表作 | 『妊娠カレンダー』(1990年)『薬指の標本』(1994年)『博士の愛し |
主な受賞歴 | 海燕新人文学賞(1988年)芥川龍之介賞(1991年)読売文学賞(200 |
デビュー作 | 「揚羽蝶が壊れる時」(1988年) |