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永井 龍男

四季おりおりの自然、自己とその周囲、今と昔、生の哀しみ、日常生活の襞。生粋の都会人の冷徹な目と繊細な詩人の感性横溢する、簡潔化されたエッセイの世界。「鴉」、「天気予報」「桃の節句」「夜涼身辺」「歯のこと」「小唄」「酒について」「水のあと」ほか、短篇の名手永井龍男が多彩な題材で軽妙に描いた八十二篇の名文。
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永井 龍男

永井 龍男(ながい たつお、1904年(明治37年)5月20日 - 1990年(平成2年)10月12日)は、日本の小説家、随筆家、編集者、文化勲章受章者。俳名、東門居。 == 生涯 == 東京市神田区猿楽町(現在の東京都千代田区猿楽町)に、父教治郎 - 母ヱツの、四男一女の末子として生まれた。父親は本所割下水の御家人の次男で、永井家に夫婦養子として入り、印刷所の校正係をしていた。母は築地活版所の印刷職工の娘。兄も欧文植字工、叔父も印刷所勤務と印刷関係者が多い一族。1911年(明治44年)(7歳)、錦華尋常小学校へ入学、1919年(大正8年)(15歳)、一ツ橋高等小学校を卒業。父の病弱のため進学を諦め、米穀取引所仲買店に勤めたが、胸を病み3ヶ月で退職した。
誕生1904年5月20日東京市神田区猿楽町
死没(1990-10-12) 1990年10月12日(86歳没)神奈川県横浜
墓地済海寺
職業小説家、随筆家、編集者
国籍日本
活動期間1920年 - 1990年
ジャンル小説、随筆、俳句
代表作『朝霧』(1949年)『一個 その他』(1965年)『青梅雨 その他』(
主な受賞歴横光利一賞(1949年)野間文芸賞(1965年) 日本芸術院賞(1966
デビュー作『活版屋の話』(1920年)