木犀の日
古井 由吉/大杉 重男
「都会とは恐ろしいところだ」。五年間地方で暮らし、都会に戻った私は毎朝のラッシュに呆然とする。奇妙に保たれた「秩序」、神秘を鎮めた「個と群れ」の対比、生の深層を描出する「先導獣の話」のほか、表題作「木犀の日」、「椋鳥」「陽気な夜まわり」「夜はいま」「眉雨」「秋の日」「風邪の日」「髭の子」「背中ばかりが暮れ残る」の十篇。内向の世代の旗頭・古井由吉の傑作自選短篇集。
誕生 | (1937-11-19) 1937年11月19日 日本・東京都 |
死没 | (2020-02-18) 2020年2月18日(82歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学修士 |
最終学歴 | 東京大学大学院ドイツ文学研究科修士課程修了 |
活動期間 | 1968年 - 2020年 |
ジャンル | 小説・随筆 |
主題 | 非社会的な場における男女の恋愛生と死、過去と現在、男と女の狭間古典や説話 |
文学活動 | 内向の世代 |
代表作 | 『杳子』(1970年)『栖』(1979年)『槿』(1983年)『仮往生伝 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1971年)日本文学大賞(1980年)谷崎潤一郎賞(198 |
デビュー作 | 『木曜日に』(1968年) |