天馬の脚
室生犀星
自伝的小説で新進作家として文壇に地歩を築いた犀星は、小説、随筆、評論、詩、発句、時評と、書きに書いた。奔馬にごとく疾駆した酬いか、精神的な危機に陥った犀星に追討ちをかけたのが盟友芥川龍之介の自死だった。十年余を過した田端の居を引払い、犀星は心機一転出直しを企てる。本書は、そうした転機に当る時期の随筆を集成したもので、多彩な文業のなかに天翔ける馬を夢見る犀星の真情が仄見える。
誕生 | 室生 照道1889年8月1日 石川県金沢市 |
死没 | (1962-03-26) 1962年3月26日(72歳没) 東京都港区虎 |
墓地 | 野田山墓地(石川県金沢市) |
職業 | 詩人・小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 長町高等小学校中退 |
活動期間 | 1913年 - 1962年 |
ジャンル | 詩、小説、俳句、随筆 |
主題 | 近代抒情詩 |
文学活動 | 理想主義 |
代表作 | 『愛の詩集』(1918年)『抒情小曲集』(1918年)『性に目覚める頃』 |
主な受賞歴 | 文芸懇話会賞(1935年)菊池寛賞(1941年)読売文学賞(1957年) |
配偶者 | 室生とみ子(1895年 - 1959年) |