蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星/久保 忠夫
ある時は“コケティッシュ”な女、ある時は赤い三年子の金魚。犀星の理想の“女のひと”の結晶・変幻自在の金魚と老作家の会話で構築する艶やかな超現実主義的小説「蜜のあわれ」。凄絶なガン闘病記「われはうたえどもやぶれかぶれ」、自己の終焉をみつめた遺作詩「老いたるえびのうた」等、犀星の多面的文学世界全てを溶融した鮮やかな達成。生涯最高の活動期ともいうべき晩年の名作5篇を収録。
誕生 | 室生 照道1889年8月1日 石川県金沢市 |
死没 | (1962-03-26) 1962年3月26日(72歳没) 東京都港区虎 |
墓地 | 野田山墓地(石川県金沢市) |
職業 | 詩人・小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 長町高等小学校中退 |
活動期間 | 1913年 - 1962年 |
ジャンル | 詩、小説、俳句、随筆 |
主題 | 近代抒情詩 |
文学活動 | 理想主義 |
代表作 | 『愛の詩集』(1918年)『抒情小曲集』(1918年)『性に目覚める頃』 |
主な受賞歴 | 文芸懇話会賞(1935年)菊池寛賞(1941年)読売文学賞(1957年) |
配偶者 | 室生とみ子(1895年 - 1959年) |