女誡扇綺譚
佐藤 春夫
一九二〇年六月、新進作家佐藤春夫は日本の植民地だった台湾へと旅立った。この旅行が転機となり、以後二〇年にわたって、台湾に想を得た作品が生まれる。台南の廃屋を舞台としたミステリー『女誡扇綺譚』、一九三〇年の「霧社事件」を予感させる『霧社』など、台湾でも評価の高まる九篇。
誕生 | 1892年4月9日・和歌山県東牟婁郡新宮町(現・新宮市) |
死没 | (1964-05-06) 1964年5月6日(72歳没) 日本・東京都文 |
墓地 | 日本・京都知恩院 |
職業 | 小説家・詩人 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 慶應義塾大学文学部中退 |
ジャンル | 小説詩随筆翻訳短歌 |
文学活動 | 主知主義・耽美派・芸術詩派 |
代表作 | 『西班牙犬の家』(1914年、小説)『田園の憂鬱』(1919年、小説)『 |
主な受賞歴 | 読売文学賞(1953年・1955年)文化勲章(1960年)贈従三位、賜銀 |
デビュー作 | 『風』(1908年) |