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沈むフランシス

松家仁之

北海道の小さな村を郵便配達車でめぐる女。川のほとりの木造家屋に「フランシス」とともに暮らす男。五官のすべてがひらかれる深く鮮やかな恋愛小説。北海道の山村で出会った男女の恋愛の深まりを描きだす待望の第二作!

松家仁之

松家 仁之(まついえ まさし、1958年12月5日 - )は、日本の小説家、編集者、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授。株式会社つるとはな取締役。 == 来歴・人物 == 東京都生まれ。1979年、早稲田大学第一文学部在学中に『夜の樹』で第48回文學界新人賞佳作に選ばれ、『文學界』にてデビュー。卒業後の1982年、新潮社に入社。1998年、海外文学シリーズ「新潮クレスト・ブックス」創刊。2002年、季刊総合誌『考える人』を創刊、編集長となる。2006年より「芸術新潮」編集長を兼務し、2010年6月退職。