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空海

高村薫

空海は二人いたーそうとでも考えなければ説明がつかない…。わが国の形而上学の基礎を築き治水事業の指揮まで執った男。外国語を自在に操り、実学をも掌中に収め、万巻の先端情報を母国にもたらした男。千二百年のむかし一人の人間に、それら凡てを可能にしたもの。それは後進国ゆえの使命感かはたまた天の導きか。カリスマの足跡を辿りその脳内ドラマを追う作家の眼。カメラ映像70点とともに21世紀を生きる日本人の精神の奥底を浚う。

高村薫

誕生非公開 (1953-02-06) 1953年2月6日(67歳)大阪府大阪
職業小説家
国籍日本
最終学歴国際基督教大学教養学部[2]
活動期間1989年 - 現在
ジャンルサスペンス
代表作『黄金を抱いて翔べ』(1990年)『マークスの山』(1993年)『レディ
主な受賞歴日本推理サスペンス大賞(1990年)日本冒険小説協会大賞(1992年)咲
デビュー作『黄金を抱いて翔べ』(1990年)