cover

地を這う虫

高村 薫

「人生の大きさは悔しさの大きさで計るんだ」。拍手は遠い。喝采とも無縁だ。めざすは密やかな達成感。克明な観察メモから連続空き巣事件の真相に迫る守衛の奮戦をたどる表題作ほか、代議士のお抱え運転手、サラ金の取り立て屋など、日陰にありながら矜持を保ち続ける男たちの、敗れざる物語です。深い余韻をご堪能ください。

高村 薫

誕生非公開 (1953-02-06) 1953年2月6日(67歳)大阪府大阪
職業小説家
国籍日本
最終学歴国際基督教大学教養学部[2]
活動期間1989年 - 現在
ジャンルサスペンス
代表作『黄金を抱いて翔べ』(1990年)『マークスの山』(1993年)『レディ
主な受賞歴日本推理サスペンス大賞(1990年)日本冒険小説協会大賞(1992年)咲
デビュー作『黄金を抱いて翔べ』(1990年)