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虚航船団

筒井康隆

鼬族の惑星クォールの刑紀999年6月3日、国籍不明の2基の核弾頭ミサイルによって国際都市ククモが攻撃され、翌4日、無数の小型単座戦闘艇に乗ったオオカマキリを従えた文房具の殺戮部隊が天空から飛来した。それはジャコウネコのスリカタ姉妹の大予言どおりの出来事だったー。宇宙と歴史のすべてを呑み込んだ超虚構の黙示録的世界。鬼才が放つ世紀末への戦慄のメッセージ。

筒井康隆

筒井 康隆(つつい やすたか、1934年9月24日 -)は、日本の小説家・劇作家・俳優である。ホリプロ所属。身長166cm。小松左京、星新一と並んで「SF御三家」とも称される。パロディやスラップスティックな笑いを得意とし、初期にはナンセンスなSF作品を多数発表。1970年代よりメタフィクションの手法を用いた前衛的な作品が増え、エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。 戦国時代の武将筒井順慶と同姓であり、その子孫であるとの設定で小説「筒井順慶」を書いている。先祖は筒井順慶家の足軽だったらしい、と筒井は述べている。
誕生(1934-09-24) 1934年9月24日(86歳) 日本 大阪府大
職業小説家、劇作家、俳優
言語日本語
国籍日本
最終学歴同志社大学文学部美学芸術学科
活動期間1960年 -
ジャンルSF、スラップスティック・コメディ
代表作『時をかける少女』(1967年)『日本以外全部沈没』(1973年)『虚人
主な受賞歴星雲賞(日本長編部門)(1970年・1975年・1976年)星雲賞(日本
デビュー作『お助け』(1960年)
配偶者筒井光子(1965年結婚)
子供筒井伸輔
親族筒井嘉隆(父)
公式サイト筒井康隆 - 公式サイト