花 筐
檀一雄
青い海に面し、間断なく波の音が運ばれてくる架空の町。そこの大学予備校に通う榊山は新学期の教室で奔放な情熱家の鵜飼、静脈の浮かぶ巨きな頭の吉良と知り合う。十代の男女の愛と友情が交錯し、燃焼する青春の饗宴「花筐」。戦後の混乱期に破滅へと傾く誇り高い男を描く「元帥」、『火宅の人』へと連なる「誕生」など“浪漫的放浪者”檀一雄の特質を伝える短編集。
誕生 | 1912年2月3日 日本 山梨県南都留郡谷村町(現:都留市) |
死没 | (1976-01-02) 1976年1月2日(63歳没) 日本 福岡県福 |
墓地 | 福岡県柳川市福厳寺 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京帝国大学経済学部 |
活動期間 | 1935年 - 1976年 |
主題 | 放浪古典や説話のオマージュ人間の宿痾料理 |
文学活動 | 無頼派(新戯作派) |
代表作 | 『花筐』(1937年)『リツ子・その愛』(1950年)『リツ子・その死』 |
デビュー作 | 「此家の性格」 |
配偶者 | 高橋律子(1941年 - 1946年)山田ヨソ子(1946年 -1976 |
子供 | 檀太郎(長男)次郎(次男)小弥太(三男)檀ふみ(長女)さと(次女) |
親族 | 高岩淡(異父弟)檀一平太(孫) |