谷間/再びルイへ。
林 京子
昭和二十年、長崎の兵器工場学徒動員で被爆。多くの死をくぐり抜け、少女は生き残った。結婚、出産、幼い命を育てるのは恐怖との闘いであった。二十数年後の離婚、それは個の崩壊であり八月九日の闇なのか。八十を越えて書いた小説「再びルイへ。」は、著者の歩んだ人生への回答、あるいは到達でもある。川端賞受賞作「三界の家」を含む、心うつ短篇小説集。
誕生 | (1930-08-28) 1930年8月28日 日本・長崎県長崎市 |
死没 | (2017-02-19) 2017年2月19日(86歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 長崎医科大学附属厚生女学部専科中退 |
活動期間 | 1975年 - 2017年 |
ジャンル | 小説随筆 |
主題 | 原爆私小説家族 |
代表作 | 『祭りの場』(1975年)『上海』(1983年)『やすらかに今はねむり給 |
主な受賞歴 | 群像新人文学賞(1975年)芥川龍之介賞(1975年)女流文学賞(198 |
デビュー作 | 『祭りの場』(1975年) |