cover

希望

林 京子

八月九日、長崎で被爆した人たちの苦悩が始まった。生と死の狭間を体験し、未来への絶望との闘いの日々に、彼らは、時の流れで癒されていったのであろうか。自らの足跡を確かめ、振りかえり見つめ続けた著者が、いつかその運命を希望へと繋げていく…。三月十一日を経験した、すべての日本の人々に捧げる林京子の願いと祈りを込めた短篇集。

林 京子

林 京子(はやし きょうこ、1930年8月28日 - 2017年2月19日)は、日本の小説家、随筆家。本名は宮崎京子。芥川賞受賞。 == 略歴 == 1930年8月28日、長崎県長崎市出身。誕生の翌年、父(三井物産社員)の勤務地・上海に移住。1945年に帰国し、長崎県立長崎高等女学校(現長崎県立長崎東中学校・高等学校、長崎県立長崎西高等学校)3年に編入学。同年8月9日、市内大橋にある三菱兵器工場に学徒動員中、被爆した。爆心地に近かったが奇跡的に助かったと言われている。
誕生(1930-08-28) 1930年8月28日 日本・長崎県長崎市
死没(2017-02-19) 2017年2月19日(86歳没)
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴長崎医科大学附属厚生女学部専科中退
活動期間1975年 - 2017年
ジャンル小説随筆
主題原爆私小説家族
代表作『祭りの場』(1975年)『上海』(1983年)『やすらかに今はねむり給
主な受賞歴群像新人文学賞(1975年)芥川龍之介賞(1975年)女流文学賞(198
デビュー作『祭りの場』(1975年)