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デス・エンジェル

久間 十義

この病院には深い闇が潜んでいるー。北海道から研修医として東京の総合病院にやってきた森永慧介は着任早々、不審を抱く。入院点数の付け替え、いびつな診療体制、連続する高齢入院患者の不可解な急死、そして若い女性患者の自殺。同期の女医と共に真相解明に動きはじめた矢先、慧介にも魔の手が忍び寄る。神奈川での入院患者連続不審死事件を予見したと絶賛された医療サスペンス長編。

久間 十義

久間 十義(ひさま じゅうぎ、1953年11月27日 - )は、日本の小説家。「久間十義」は本名。 北海道新冠町出身。北海道札幌南高等学校、1977年早稲田大学第一文学部仏文科卒業。日本ペンクラブ、日本文芸家協会、各会員。 == 略歴 == 友人と学習塾を経営する傍ら批評家を目指すが、30歳で小説家に転向。 豊田商事事件をモデルとした「マネーゲーム」で第24回文藝賞佳作。ポストモダン文学の旗手として注目を浴びる。