幽 花腐し
松浦 寿輝
詩人として出発、批評でも活躍の後、四十を越え小説へー。中華街のバーで、二十年以上前に遇った女の幻影に翻弄される男の一夜を描く、最初の本格的な小説「シャンチーの宵」、芥川賞を受賞した「花腐し」他、知的かつ幻想的で、悲哀と官能を湛えた初期の秀作全六篇を収める。社会から外れた男が生きる過去と今を、類稀な魅力を放つ文体で生々しく再現し、小説の醍醐味が横溢する作品集。
誕生 | (1954-03-18) 1954年3月18日(66歳) 日本・東京都 |
職業 | 詩人・小説家・フランス文学者・批評家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 博士(学術) |
最終学歴 | 東京大学大学院仏文科 |
活動期間 | 1982年 - (詩人として)1996年 - (作家として) |
ジャンル | 小説・詩・評論 |
代表作 | 『花腐し』(2000年)『半島』(2004年)『川の光』(2007年)『 |
主な受賞歴 | 高見順賞(1988年)吉田秀和賞(1995年)三島由紀夫賞(1996年) |
デビュー作 | 『もののたはむれ』(1996年) |